1. 男性を悩ませるバレンタイン問題
2. DNNでの学習
3. お返し予算の算出
バレンタインデーにもらったチョコのお返し、すなわちホワイトデーは、これまた男性を悩ませます。これについて、ネット上の有象無象の情報を参考 にして、バレンタインチョコの本命/義理の確率をもとに、お返し予算を算出することにします。
3.1 本命チョコのホワイトデーのお返し予算相場
女性が本音でいうと、自分があげたプレゼントの何倍が欲しいか、をアンケートしたものらしいです。
参考サイト:https://www.ponparemall.com/theme/whiteday/research/trend.html
このアンケートから想定される実態としては、
- 1,500円~2,000円くらいのチョコを本命にあげて
- 5,000円くらいのお返しをもらう
ケースが、まぁ多くの女性の理想ということでしょうか。
一方で、こんなアンケートも見かけました。
男性のお返し予算 | 女性が期待するお返し予算 |
---|---|
参考サイト:https://cancam.jp/archives/195041/3
だいぶ乖離がありますな!
人によってもいろいろあろうかと思うので、本命チョコのお返し予算は、以下の条件を設定することにします。
- 予算額の最大値を、5,000円とする
- 本命度の確率に対して、(線形ではなく)指数関数的な変化をさせるものとする
- 本命度が低い状態では、それほど予算額を上げないようにする
3.2 義理チョコのホワイトデーのお返し予算相場
義理チョコについては、かなり内容もバラバラでした。以下の参考サイトをざっと眺めると
- 参考サイト1:https://smartlog.jp/98790 ~
- 1,000円~5,000円
- 参考サイト2:https://neirof.com/3039.html
- 2,000円
- 参考サイト3:https://neirof.com/3012.html
- 1,000円~2,000円
- 参考サイト4:https://afun7.com/archives/2422.html
- 1,000円~3,000円
こんな感じでしたので、上限2,000~3,000円 としておけばいいかな、という感じです。下限は1,000円となっているものの、記事の中を読むと、配る数にもよるところがありそうです。なので、500円を下限とすることにしましょう。
例えばブラックサンダー1個もらって、1,000円のお返しはちょっと高すぎ
ですしね!
グラフで可視化されているサイトはないものかと探しましたが、いい感じに義理チョコのお返しについて、アンケート結果などを可視化したグラフは見つかりませんでした。。。。
以上のことから、義理チョコのお返し予算の算出条件は、以下のようにすることにします。
- 予算額の最大値を、2,000円とする
- 予算額の下限値を、500円とする
- 義理度の確率に対して、線形的に変化をさせるものとする
- 要するに、単純な比例関係とする
3.3 お返し予算の算出式
機械学習で二値分類された結果予測は、本命と義理のそれぞれの確率が0.0~1.0の間の値(そして両者を足せば1となる)で返ってきます。 そこで、3.1と3.2の調査をもとにして、以下のように5つのケースに分類し、本命度と義理度の確率からホワイトデーのお返し予算を算出することにします。
ケース | 本命確率 | 義理確率 | 予算 | 補足 |
---|---|---|---|---|
100%義理 | 0.0 | 1.0 | 500 | 義理チョコお返し予算の最少額 |
義理の可能性高 | 0.5以下 | 0.5以上 | 500~2,000 | 線形に変化 |
義理と本命が半々の確率 | 0.5 | 0.5 | 2,000 | 義理チョコお返し予算の最大額かつ、本命チョコ予算の最少額 |
本命の可能性高 | 0.5以上 | 0.5以下 | 2,000~5,000 | 指数関数的に変化 |
100%本命 | 1.0 | 0.0 | 5,000 | 本命チョコお返し予算の最大額 |
具体的な算出式
上記のまでの検討を元に、本命度からお返しの予算の算出式は、以下のようにします。
( 0 =< x <= 0.5 ) y = 500 + 3,000 * x
( 0 =< x <= 0.5 ) y = 2000 + 3000 * 8 * (x-0.5)^3
グラフ
上記の式をグラフにすると、このようになります。
いろいろと賛否両論あろうかと思いますが、これでお返し予算は算出することにします。